がん(癌)について

治療実績

当院における2015年がん症例の治療実績

●入退院件数(延べ患者数)
退院件数 13,048件(転科を除く)のうち、
がん入院件数 2,527件(DPC(主病名)から算定)
●院内がん登録件数
主要5部位がん 859件
5部位以外がん 683件
合計 1,542件
※主要5部位とは大腸・胃・肝・肺・乳腺を表します。


当院における2015年がん症例の治療実績をご紹介します。条件は以下の通りです。
●2015年(平成27年)1月1日~12月31日に新規で『悪性』と診断されたもの
 (他院で初回治療を開始し、当院で継続する場合も含む)
●『原発巣』の初回治療までのデータとする
●『再発』等の治療症例は除く

★以下の治療実績は冒頭で挙げている条件(院内がん登録の条件)により算出しています。

2015年がん症例 主要5部位(男女別)

2015年がん症例 5部位以外(男女別)

大腸がん 272例
原発巣切除術手術件数 246例(重複あり)
①内視鏡的手術(ESD・EMR) 113例
②腹腔鏡下手術 91例
③開腹手術 42例

①内視鏡的手術のうち7例は、追加切除として②に移行した。

2015年症例 大腸がん ステージ別分類 (病理学的分類)

2015年症例 結腸がん ステージ別分類 (病理学的分類)

2015年症例 直腸がん ステージ別分類 (病理学的分類)

胃がん 182例
原発巣切除術手術件数 138例(重複あり)
①内視鏡的手術(ESD) 56例
②腹腔鏡下手術 41例
噴門側胃切除術 2例
幽門側胃切除術 32例
胃全摘出術 7例
③開腹手術 41例
噴門側胃切除術 3例
幽門側胃切除 28例
胃全摘出術 10例

①内視鏡的手術のうち7例は、追加切除として②に移行した。

2015年症例 胃がん ステージ別分類 (病理学的分類)

肝がん 58例 (肝細胞癌48例、肝内胆管癌10例)
治療件数 60例(重複あり)
手術【内訳:肝細胞癌7例、肝内胆管癌4例】 11例
TACE(TAE+化学療法) 19例
RFA 2例
放射線療法 2例
化学療法 3例
対症療法 19例
他施設へ紹介 4例

2015年症例 肝がん ステージ別件数のグラフ(治療前)

2015年症例 肝細胞癌 の背景

肺がん 153例
肺癌根治術手術件数 69例
①胸腔鏡下手術 66例
②開胸手術 3例
肺癌手術不能症例件数 84例

2015年症例 肺がん ステージ別分類のグラフ(病理学的分類)

2015年症例 肺がん 手術不能症例 84例の内訳

乳がん 194例
原発巣切除術手術件数 128例
①乳房温存術 54例
②乳房切除術(皮下乳腺全摘術も含む) 74例

2015年症例 乳がん ステージ別分類のグラフ(病理学的分類)

婦人科がん 【子宮・卵巣がん】

子宮がんの内訳

子宮頚部がん 手術症例 28例ステージ別分類

子宮体部がん 手術症例 18例ステージ別分類

卵巣がん 9例ステージ別分類

前立腺がん

前立腺がんの内訳

膀胱がん 92例
原発巣切除手術件数 62例(重複あり)
①経尿道的膀胱悪性腫瘍手術 61例
②膀胱全摘出術 1例

①内視鏡的手術のうち1例は、追加切除として②に移行した。

膀胱がん 手術症例 61例ステージ別分類

2012年~2015年症例

当院における部位別(主要5部位、5部位以外)の推移をご紹介します。
以下2つのグラフは便宜上、過去4年間の推移となっています。

2012年~2015年症例 主要5部位の推移

2012年~2015年症例 5部位以外の推移

続いて、過去5年間の部位別推移をご紹介します。

2011年~2015年症例 頭頸部がん推移

2011年~2015年症例 胆道がんと膵臓がんの推移

2011年~2015年症例 尿路系がんの推移

2011年~2015年症例 男性がんの推移

2011年~2015年症例 女性がんの推移

2011年~2015年症例 皮膚がん組織別件数(257症例)

2011年~2015年症例 皮膚がん270例の部位別件数

当院では、2008年症例より院内がん登録システムを導入し、がん登録全国集計(国立がん研究センター)へデータの提供をはじめました。
さらにデータ登録の精度を高め、年々症例数の増加を認めています。

院内がん登録 総件数 過去8年間の推移

院内がん登録 主要5部位件数 過去8年間の推移