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乳房再建の最新情報

2013年12月 1日

乳癌は女性の癌疾患のなかで最も多いにも関わらず、乳癌術後の乳房再建については十分な医療を提供する事ができていませんでした。というのも、乳房再建に用いる乳房インプラントはつい最近まで保険適応で用いることができませんでした。

そんな中、2013年7月よりようやく一部の乳房インプラントの保険適応が認められました。乳癌患者さんにとっては悲願が叶ったと言えます。しかしインプラントの形に制限があり、あまり実用的とはいえなかったのですが、10月16日により乳房の形に近いタイプのインプラントも薬事承認をうけました。

双方の違いは下の写真にあるように、山型と水滴型で違いがあります。女性の乳房はほとんどの方は下半分にボリュームのあるバストをしていますので、水滴型の方が需要が多いです。

この水滴型のインプラントが保険適応で提供できるようになるには、あと2~3ヶ月はかかると思いますが、乳房再建業界では大きな進展となるには違いありません。

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