かかりつけ医と共に地域医療を支える。私達は広島西医療圏の“地域医療支援病院”です。

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最新情報

がん診療連携拠点病院とは

がん診療連携拠点病院とは、全国どこでも質の高いがん医療を確保するため、がん医療の均てん化を目標として、国が指定する医療機関です。がん診療連携拠点病院には2種類があり、主な機能は次のとおりです。

都道府県がん診療拠点病院

地域がん診療拠点病院への指導(医師研修、診療支援等)を行います。なお、地域がん診療連携拠点病院としての機能も有します。

地域がん診療連携拠点病院

二次医療圏の中心的役割を担う病院として、専門的ながん診療の実施や地域の医療機関と連携した医療の提供等を行います。

広島県内各拠点病院間において、がん診療の適正化を図っていくことを目的に相互評価を行っています。

広島県内指定医療機関(13箇所)

            
二次医療圏域 医療機関名 県がん診療
拠点病院
地域がん診療
連携拠点病院
県指定がん
連携拠点病院
広島 広島大学病院
県立広島病院
広島市立広島市民病院
広島赤十字・原爆病院
広島市立安佐市民病院
広島西 広島県厚生農業協同組合連合会廣島総合病院
独立行政法人国立病院機構呉医療センター
国家公務員共済組合連合会呉共済病院
広島中央 独立行政法人国立病院機構東広島医療センター
尾三 広島県厚生農業協同組合連合会尾道総合病院
福山・府中 福山市民病院
独立行政法人国立病院機構福山医療センター
備北 市立三次中央病院

令和7年1月現在

がん(癌)治療について

がんの治療法には大きく分けて次の3種があります。

がん相談支援センター

JA 広島総合病院がん相談支援センターは、がんと向き合う患者さんやご家族をサポートするための場所です。がんの診断は、心身に大きな影響を与えるものです。当センターでは、経験豊富な看護師と医療ソーシャルワーカーが、患者さんとご家族の個々のニーズに寄り添い様々なサポートを行っています。がんに関する情報は複雑多様にわたります。がん専門相談員が共に考え、患者さんやご家族にとって最適な医療を選択できるようにサポートしていきます。また、経済的・社会的な問題についてもお手伝いし、病院内や地域のリソースへアクセスをサポートします。

がんに関する情報をお探しの地域の皆さまも、ぜひがん相談支援センターにご相談ください。

対面・電話にて、がんに関するご相談を承ります

がん相談支援センター

受付時間

平日:8:30~17:00

※予約優先です
※祝祭日、12 月30 日~1 月3 日の間は休業です
場  所

JA 広島総合病院 東棟2階

相談形式

面談/電話相談

連絡方法
直通電話:0829-36-3270
代表電話:0829-36-3111(内線2268)
FAX:0829-36-3160
e-mail:hiro.gansoudanhirokouren.or.jp

相談形式

相談室での対話面談

予約が優先となりますので、事前に予約することをお奨めします。

電話相談

電話にて直接ご相談に対応しています。

相談内容

  • がんや治療・症状に関すること
  • セカンドオピニオンに関すること
  • 医療費や生活費など経済的なこと
  • 介護保険や社会保障制度に関すること
  • 仕事など就労に関すること
  • 石綿・アスベストに関すること
  • 在宅医療に関すること
  • AYA(アヤ)※ 世代など若い世代の悩みごと
  • 医療者とのコミュニケーションの取り方
  • 病気のことなど不安な気持ちについて
  • 緩和ケアについて
※AYA 世代とはAdolescent Young Adult Adult(思春期・若年成人)のことをいい、15 歳から39 歳の方世代のことです。

相談員

看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)

相談内容に応じて、医師や各部署、関係機関との連携を図ります

相談できる方

患者さん(当院を受信されていない方でも可能)、ご家族、保健・医療・福祉・介護関係者、地域住民など、どなたでも利用可能です。

利用方法

  • 相談室での面接相談
  • 電話での相談
※当院は予約制を導入しています。予約は、直接がん相談支援センターへご連絡ください。

おしゃべりサロン(がんサロン)」

がんについて、ご本人、ご家族、知人どなたでもお話ができる場「おしゃべりサロン(がんサロン)」を開催しています。

がんゲノム医療

がんゲノム医療とは

がんは、正常な細胞の遺伝子が変異し,その変異した遺伝子が増殖して発症します。遺伝子の変異は、先祖から受け継ぐ遺伝が原因となる先天的な要因や、生活習慣、喫煙等が原因となる後天的な要因により、発生します。

現在では、患者さんの体からがん組織を採取し、その遺伝子を調べることによって、そのがんの特徴を知ることができるようになりました。そして、同じがんの種類であっても、患者さんごとに発生する遺伝子の変異は異なることが分かっています。

患者さんごとに異なる遺伝子の変異を調べて、それぞれの患者さんに適した医療を提供するといます。

遺伝子パネル検査について

患者さんごとに異なるがん遺伝子の変異を明らかにするために、複数の遺伝子変異が同時に検出可能な次世代シークエンサーという機器を用いて遺伝子の解析を行います。この遺伝子パネル検査の結果を用いて特有の遺伝子の変化が見つかった場合、その変化に対応して、より効果的な治療が行える可能性があります。

当院では、保険診療による遺伝子パネル検査を実施することが可能です。

※患者さんからの直接予約は受け付けておりません。

保険診療による遺伝子パネル検査の対象となる方

次のいずれかの患者さんで、遺伝子パネル検査実施後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した方

1.標準治療がない固形がん 2.標準治療が終了となった固形がん(終了が見込まれる方を含む) ※保険診療による遺伝子パネル検査の対象とならない方でも、自費診療による遺伝子パネル検査を実施できる場合があります。

検査の流れ(保険診療)

1.受診・検査説明

担当医師と看護師が検査の説明を行います。

2.同意・採血

検査を希望するかどうかを確認させていただきます。 検査の種類によっては、同意後に、採血が必要となります。

3.検査費用の支払い(検体提出後)

「検査の費用」の項目をご確認ください。

4.検査機関による検査の実施

検体の遺伝子解析を行います。

5.検査結果を説明

担当医師が検査結果の説明を行います。

6.検査費用の支払い(結果説明時)

「検査の費用」の項目をご確認ください。

受診方法

当院でがん診療を受けている患者さん

直接当院の主治医にご相談ください。

当院でがん診療を受けていない患者さん

現在治療中の医療機関から当院の地域連携室へ「患者紹介状(診療情報提供書)」のFAXをお願い致します。(患者さんからの直接予約は受け付けておりません。)

検査の費用

現在、当院で実施できる遺伝子パネル検査は、次の通りです。

【保険診療】(医療負担が3割負担の場合)

            
種類 負担額内訳
NCCオンコパネル 168,000円 検体提出後132,000円
結果説明時36,000円
FoundationOne CDx 168,000円 検体提出後132,000円
結果説明時36,000円
FoundationOne Liquid CDx 168,000円 検体提出後132,000円
結果説明時36,000円

注意事項

【保険診療】

  • 検査費用については、検体提出後に132,000円、結果説明時に36,000円をそれぞれお支払いいただきます。(3割負担の場合)
  • 解析に用いた検体の品質によっては、検査結果が得られない場合があります。その場合でも、検体提出後の費用132,000円(3割負担の場合)は返却されません。
  • 高額療養費制度の対象になるので、限度額適用認定証の提示により、窓口負担が軽減される可能性があります。
  • 当検査を実施しても、治療において有用な情報を何も得られない可能性があります。
  • 検査結果の返却までに1~2か月を要します。

よくあるご質問

Q1遺伝子パネル検査をすると、治療にどう役立つでしょうか?
A

遺伝子の変異が発見された場合は、その遺伝子の変異に対応した抗がん薬での治療が検討できます。しかし、検査の結果、遺伝子の変異が発見できなかった場合や、遺伝子の変異があってもそれに特化した抗がん薬がない場合も考えられます。
また、当検査で見つかる薬剤の中には、国内では未承認で臨床研究中の薬剤や保険適応外の薬剤が含まれます。

Q2保険診療で承認された遺伝子パネル検査はありますか?
A

令和3年10月1日現在、NCCオンコパネル及びFoundationOne CDx・FoundationOne Liquid CDxが保険診療で承認されています。いずれの検査も、当院での実施が可能です。

Q3私は、保険診療で承認された遺伝子パネル検査を受けられますか?
A

保険診療で承認された遺伝子パネル検査(NCCオンコパネル及びFoundationOne CDx)の対象となるのは、次の患者さんです。
標準治療がない固形がん患者さん、又は標準治療が終了となった固形がん患者さん(終了が見込まれる患者さんを含む)で、検査実施後に化学療法の適応となる可能性が高いと主治医が判断した患者さん。

Q4何を使って検査するのですか?
A

【FoudationOne CDx】
使用する検体は、通常行われているがん検査や手術の検体の残りを利用します。そのため、検査については、別途検体を採取する必要がないため、患者への副作用等のリスクはありません。
【NCCオンコパネル】
通常行われているがん検査や手術の検体の残りに加えて、血液検体が必要となります。そのため、検査実施に同意後、採血をします。

Q5遺伝子パネル検査の結果は、どのくらいの期間でわかるのでしょうか?
A

通常、検査結果は、1~2か月後にお伝えできます。

Q6遺伝子パネル検査を行うと、家族性腫瘍の可能性がわかるのでしょうか?
A

この検査はがんの組織で起こった遺伝子の変異を調べる検査ですが、検査の性質上、生まれつきがんになり易い体質であることが分かる場合があります。このような体質は遺伝するので、遺伝性腫瘍症候群と呼ばれています。
あなたがこのような体質であることが分かった場合は、ご両親やお子さんを含む血縁者も同じ体質を受け継いでいる可能性があります。そのため、遺伝性腫瘍症候群かどうかの結果の告知を受けるかどうかについては、ご家族と相談のうえ決めてください。
不安に思われる場合は、専門医等適切な者からの遺伝カウンセリングを利用することができますので、担当医師にご相談ください。

お問い合わせ先

がん相談支援センター 電話:0829-36-3270(直通)

膵がん・胆道がん教室

活動内容

 この教室は広島県、国立がん研究センターの協力を得て、地域がん診療連携拠点病院として実施しています。

対象者は患者さんとご家族の方です。教室中の途中退室は可能です。体調に合わせてご参加下さい。

開催スケジュール

開催日時 毎月第 1 水曜日 14:00~14:00(祝祭日は除く)
プログラム
「在宅医療について」 講師:地域の在宅医
「緩和ケアとACP」 講師:緩和ケアチーム
「医療費のお話」 講師:医療ソーシャルワーカー
「リハビリについて」 講師:理学療法士
毎月第 3 水曜日 14:00~14:00(祝祭日は除く)
プログラム
「病気と治療について」 講師:医師
「抗がん剤治療について」 講師:薬剤師
「食事と栄養」 講師:管理栄養士
★第3水曜日は笑いヨガを行います
開催場所 JA広島総合病院 東棟2階 健康管理センター

笑いヨガ動画

院内がん登録集計表

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