2020年1月1日 「安全な麻酔のためのモニター指針」改訂について

日本麻酔科学会の「安全な麻酔のためのモニター指針 」が改訂され、筋弛緩のモニタリングが必須となりました(2019/03)。もっとも広島総合病院では10年以上前から、いち早く全手術室に配備し、安全な麻酔管理につとめております。

TOFwatch(MSD社), NMT module (フィリップス社) 図

参考

[麻酔中のモニター指針]

  1. 現場に麻酔を担当する医師が居て、絶え間なく看視すること。
  2. 酸素化のチェックについて
    皮膚、粘膜、血液の色などを看視すること。
    パルスオキシメータを装着すること。
  3. 換気のチェックについて
    胸郭や呼吸バッグの動き及び呼吸音を監視すること。
    全身麻酔ではカプノメータを装着すること。
    換気量モニターを適宜使用することが望ましい。
  4. 循環のチェックについて
    心音、動脈の触診、動脈波形または脈波の何れか一つを監視すること。
    心電図モニターを用いること。
    血圧測定を行うこと。
    原則として5分間隔で測定し、必要ならば頻回に測定すること。観血式血圧測定は必要に応じて行う。
  5. 体温のチェックについて
    体温測定を行うこと。
  6. 筋弛緩のチェックについて
    筋弛緩薬および拮抗薬を使用する際には、筋弛緩状態をモニタリングすること。
  7. 脳波モニターの装着について
    脳波モニターは必要に応じて装着すること。

安全な麻酔のためのモニター指針 – 日本麻酔科学会 

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