ごあいさつ

平成26 年10 月に廿日市市地域医療拠点等整備に関する基本協定が結ばれて9年半、広島県西部地区拠点病院としての機能強化を果たすべく、念願の南棟が完成の時を迎えました。
今日まで多大な御尽力を受け賜りました全ての関係者の皆様に深く感謝の意を表します。
急速に進む少子高齢化は広島県西部地区にとっても深刻な問題であり、この地域が活気ある街として発展し続けるためには、安心して暮らせる街であると市民の皆様から評価されることが極めて重要です。
このような時代背景の中での南棟建設は、「地域完結型医療拠点の強化」によってsustainable な街づくりの一翼を担う意味においても、極めて重要な使命があると考えております。日進月歩の現代医療の現場においては、最新機器の整備が不可欠であるとともに、プライバシーへの十分な配慮が重要視されており、今回の南棟建設に際しては本冊子内でご案内いたしますようなコンセプトのもと、ハード面の強化とともにソフト面の充実も意識しました。
新たな環境のもと、地域の皆様の安心・安全のために「選ばれる病院」であり続けることを心に刻み、職員一同たゆまぬ努力を積み重ねてまいりますので、より一層のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
令和6年3月
JA広島総合病院病院長 石田和史