2022年10月アーカイブ

臨床倫理方針

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1. 患者さんの人権を尊重するとともに、患者さんと医療従事者が協力して患者さん中心の公正かつ公平な医療を提供します。
・患者さんの理解力や判断能力に応じて、医療内容やその他必要事項について十分に説明し、信頼を得るように努めます。
・患者さんの個人情報などプライバシーを保護し、職務上の守秘義務を遵守します。

2. 患者さんの信条や価値観に十分配慮し、生命倫理に関する法令、ガイドライン及び当院規定の実施手順に従った医療を提供します。
・宗教上の理由などから、輸血を拒否される患者さんには、「輸血拒否に関するマニュアル」に従い、適切に対応します。
・治験に際しては、「医薬品の治験及び製造販売後臨床試験の実施に関する標準業務 手順書を遵守します。
・その他に対応が必要な事例があった場合は、その都度、生命倫理に関する関係法令、ガイドライン、当院規定の実施手順を検討し、各関連委員会において審査の後、「管理委員会」にて最良の方針を決定します。

1. がん告知
・知る権利に関するインフォームドコンセントを徹底し、原則としてがん告知を行います。

2. 臓器移植
・当院では、患者さんがドナーカードを提示し、臓器提供の意思を表示された場合、または、死亡後に遺族より臓器提供の申し出があった場合は、(社)日本臓器移植ネットワークに連絡を取りその指示に従います。

3. 生殖・周産期医療
・生殖・周産期医療において倫理性、社会性を担保するため、日本産婦人科学会ならびに遺伝関連学会による「遺伝学的検査に関するガイドライン」を遵守します。

4. 終末期医療
・終末期の薬物投与、化学療法、輸血、栄養、水分補給などについては、患者さん・ご家族と相談の上、医学的な妥当性と適切性を基に緩和ケアチームによって決定し ます。
・可能な限り、疼痛やその他の不快な症状を緩和し、精神的、社会的援助も含めた総合的な医療及びケアを行います。
・安楽死や自殺幇助の行為は行いません。

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