業務紹介
業務紹介
一般撮影部門は、各診療科から出された依頼の中で主に胸部・腹部・骨撮影をまかないます。他には骨密度測定、乳房撮影、病棟へのポータブル撮影などがあります。
午前中は外来患者さん、午後からは入院患者さんと出来るだけ撮影の順番待ちの時間が無いように一日中時間配分を行って撮影にあたっています。他の撮影部門と同様に、常に時代のニーズにあった最新鋭の撮影装置を使用し、撮影スタッフはできるだけ患者さんをお待たせせず、いかに短時間で苦痛なく必要な撮影ができるか心がけ、日頃から無駄な被曝を無くす様、頑張っています。
最近乳癌の罹患率が増加する傾向にあり、2001年4月に厚生省より乳癌検診にマンモグラフィ(乳房撮影)を併用するガイドライン通達がありました。当院では、最新式のフラットパネル方式のマンモグラフィ専用装置を使用し、撮影は認定を得た技師が行っています。
骨密度測定はカルシウム不足から骨の密度が減少してしまう骨粗しょう症という病気の診断や予防に必要な検査方法です。骨粗しょう症になると軽く尻餅をつくだけで腰椎に圧迫骨折をおこしてしまう等の危険性が増します。
当院ではX線を用いた全身の骨密度を測定できる装置を設置し、主に腰椎の骨密度を測定して骨粗しょう症の予防、診断、予後の経過観察をしています。
検査の内容は腰椎の骨密度の場合、検査時間が約2分(あお向けに寝た状態)、位置合わせや更衣の時間をあわせると10分程度の検査となっています。 また検査にX線を用いていますが、被曝線量は4μSv程度とわずかな線量で検査を行っていますので放射線による障害は発生しません。
骨密度測定を希望される方は、整形外科・婦人科・内科のいずれかを受診してください。
▲胃透視検査
X線テレビは、X線を利用して、まるでテレビの様に体の中を透視して観ることが出来る装置です。
その為、食道、胃、大腸、脊髄腔や胆管などあらゆる部位の検査が可能です。
その中でもバリウムを使用する検査数は多く、平成 17年度は約 2300件の胃透視検査と、350件の注腸検査(大腸の検査)が行われています。
検査は、各診療科からの依頼を受けて画像診断部が行っています。
また、食道などの検査には、1秒間に最高4枚のデジタル画像が得られる装置があり、バリウムを飲み込む様子がリアルタイムに観察でき、診断に役立っています。
▲食道造影 (1秒間に 4枚のデジタル画像が得られます)
バリウムによって、普段見えない胃や腸の内部の凸凹を観察し、ポリープや癌を見つけます。
バリウムが付いた部分が黒く写っています。