医療安全管理室
医療安全管理室
2014年2月15日
医療事故防止を検討するに際し、「患者さんの立場に立ち、患者さんが安心して医療が受けられる環境を整えること」を基本理念としています。
この基本理念の趣旨は、患者さんが医師・医療機関を信頼し、医療提供者も安心して医療を提供できるシステムの構築を目指し、本来の医療の姿である、患者さんと医療提供者双方の安心・安全の確保につなげていくことです。
医療安全管理室には、患者さん・ご家族が安心・安全な医療を受けられるため、また、職員が安心・安全に医療を提供できるために専属の職員を1名配置しております。職種は看護師ではありますが、すべての職員からの医療事故に対する報告に対して対応しております。
「医療事故??」と聞くと皆さんは、報道されているような裁判になるようなことをイメージされると思いますが、医療界でいう「医療事故」とは、「点滴が漏れている」「トイレで患者さんがこけている」という内容もすべてを意味しています。ですから日々たくさんの報告が舞い込んできます。
現在、私たちを悩ます一番の医療事故は、転倒・転落です。急な入院・日常と違う環境・超高齢者社会の影響で、「こけました」という報告は毎日あります。家でこけられても畳の環境であるなどのことから骨折などあまり大きなことにはなりませんが、病室の中は床の上で転倒するとコンクリートの上で転倒するようなものですから、場合によっては大きな事故に発展します。入院時にお渡しします『安全な入院生活を送っていただくために』のお知らせを十分読んでいただきご協力をお願いいたします。
私たち職員も力を合わせ患者さん・ご家族に安心・安全な環境を提供できるようがんばって参ります。