緩和ケア科
緩和ケア科
2017年10月31日
緩和ケア科では患者の意思決定支援に対する取り組みとして、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の実施・啓発と、2013年8月から終末期医療におけるリビングウィル文書を導入しています。これらを用いて、治療の選択、療養場所の選択、終末期医療について患者の希望を中心としたケアの実践をしています。
将来の不測の事態(不慮の事故・不治の病)に備えて、あらかじめ意志表示や準備・覚悟をしておく過程(プロセス)を言います。健常人であっても必要な過程ですが、がん終末期の方には喫緊の必須事項と考えて、充分な説明と御理解をいただけるように対応しています。このアドバンス・ケア・プランニングが実践されなければ、本人の望まない医療・療養となってしまう可能性があり、非常に重要な事項です。