屋外で活動する機会も多くなる季節(4月から11月頃)は「ダニを介した感染」が多くなる時期でもあります。
そこで今回は「屋外におけるダニからの感染」について皆さんにお知らせしたいと思います。
野山でレジャー、田畑の仕事、山仕事をしてしばらく後、こんな症状がでたら・・
- ・頭痛、寒気、感染痛があり高熱が!
- ・体や手足に「赤い発疹」が出た!
- ・手足や頭などに「刺されたあと」が!
「つつが虫病」 か 「日本紅斑熱」 かもしれません
速やかに医療機関を受診しましょう!
皮膚に食いついているマダニを発見した時は無理に引き剥がさず、医療機関に受診・相談してください。
「つつが虫病」・「日本紅斑熱」・「SFTS:重症熱性血小板減少症候群」はダニに咬まれて感染します
- ・すべてのダニが病原体(細菌)を持っているわけではありません
- ・咬まれてから直ぐに症状が出るわけではありません
症状が出るまでの潜伏期間 |
つつが虫病 |
10日から14日 |
日本紅斑熱 |
2日から8日 |
SFTS:重症熱性血小板減少症候群 |
6日から14日 |
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こんな所に生息しています
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広島県内の発生状況
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予防方法
- ・長そで、長ズボンなど肌をなるべく出さない服装をする(すそは中に入れ込む)
- ・足下や袖口などに防虫スプレーを噴霧する(防止効果は限定的です)
- ・帰宅後は服をよくはたき、入浴して身体をよく洗う(服は放置せず洗濯する)
<引用参考資料>
- ・広島県立総合技術研究所 保健環境センター
:「野外で活動する時にはダニにご用心!」より引用
- ・国立感染症研究所
:「マダニ対策、今できること」より引用
- ・山口県感染症情報センター
:「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」より引用