放射線科は一般に診断部門と放射線治療部門に大別され、当院では診断部門を画像診断部が、放射線治療部門を放射線治療科が担当しています。

画像診断部ではX線CT、MRI（磁気共鳴画像）をはじめとする種々の画像診断装置を駆使して、疾患の総合画像診断を実施し、他の診療科や他病院の医師に多くの診断情報を提供しています。また診断技術を応用した治療（Interventional Radiology：IVR）や医用画像を参考に行う観血的検査や処置も当部門の重要な業務で、肝臓癌など悪性腫瘍に対する動注塞栓療法、動脈出血に対する血管塞栓術による止血、生検（病理診断のための組織を採取すること）などにも積極的に取り組んでいます。

私たち画像診断医の最終目標は、最小限の負担と侵襲で必要充分な診断情報を得、かつ個々の患者さんのQOL（生活の質）を充分考慮した適切な治療方法を提案、あるいは実施することにあります。

1. 院内の他診療科、他病院からの紹介患者さんを対象とした各動画像診断検査（X線CT 、MRI、核医学検査、食道・胃・腸のバリウム検査、血管造影等）の実施と紹介医に対する診断結果の報告
2. IVRの実施