概要・診療方針
概要・診療方針
- 急性、慢性呼吸器感染症は呼吸器感染に関するガイドラインに沿って診断、治療を施行しています
- 悪性腫瘍:主に扱うのは原発性肺がんです。診断後、癌の告知、説明、情報の提供の上、呼吸器外科・放射線治療科と連携して治療に当たっています。内科では化学療法(抗がん剤を用いた治療)が中心になりますが当院は外来化学療法室も充実しており、1 course(3週~4週)は入院で行いますがその後は外来で行います。また緩和病棟はありませんが緩和ケアチームも充実しており病院全体で緩和ケアに取り組んでいます。
- 気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患(肺気腫など)):吸入を中心とした加療を行っています。薬剤師による吸入指導もあります。
- びまん性肺疾患(間質性肺炎など):個々の症例に応じて診断を行い、治療方針を立てます。
- 睡眠時無呼吸症候群:診断・治療の導入まで行っています。
診療内容
呼吸器疾患全般を扱っています。
- 気管支鏡検査は毎週火、水曜日午後に実地しています。基本的には1泊2日でおこなっています。
- 在宅酸素:慢性呼吸不全(COPD、陳旧性肺結核、肺がんなどによる)で低酸素血症を認める場合導入しています。
- 化学療法:2courseからは条件が良ければ外来で行います。
- 精密終夜睡眠ポリグラフィ:睡眠時無呼吸症候群の診断。1泊2日で行っています。
- その他症例に応じて外来・入院加療を行っております。
- 近日中に禁煙外来を始める予定としています。
当科の特色
- 当科は医療圏が広島県西部~山口県東部の一部と広く、遠方からも多数の呼吸器疾患患者さんが通院されています。H22からは当科医師は4人に増員となりますので今以上に皆様のかかりつけ医の先生方と病診連携をはかり、更に充実した医療ができるよう努力致します。
- 当科は上記した呼吸器外科や放射線治療科だけでなく、画像診断部やICU(集中治療部)など他の科とも連携をはかり、迅速な診断・治療に努めております。
- 当科は広島大学病院呼吸器科と深い関係にあり、連携を取りつつ最新の医療を専門医療スタッフと共に実施していきます。