ホーム診療のご案内診療科一般外来外科概要・診療方針

外科

概要・診療方針

JA広島総合病院外科の特色

JA広島総合病院外科は、スタッフそれぞれが専門を決め、上部消化管、下部消化管、肝胆膵、ヘルニア、甲状腺と、各臓器別チームに分かれて、ガイドラインに基づいた専門性の高い診療を行っております。
各チームリーダーは皆、広島県でも数少ない、難関の日本内視鏡外科学会技術認定医、あるいは日本肝胆膵外科学会高度技能指導医資格を取得しているため、質の高い、安全な手術を行うことが可能です。

外科外来表

初再診
8:30~11:00
中光 佐々木
(肝・胆・膵)
中光 香山
(下部消化管)
佐々木
(肝・胆・膵)
香山
(下部消化管)
山口
(肝・胆・膵)
杉山
(上部消化管)
田﨑
(ヘルニア/甲状腺)
杉山
(上部消化管)
大塚 宮重 柴田 田原 河毛
(上部消化管)
13:00~15:00 香山 佐々木 杉山 香山・田﨑
ヘルニア専門外来
佐々木

臓器別診療体制としているため、ご紹介いただく患者様の初診は、原則予約制としております。
待ち時間短縮のためにも、かかりつけ医からのFAX紹介システムをご利用ください。
受診日時につきましては、当科から患者様へ電話連絡を行い、医師の専門分野にあわせて決める場合があります。
緊急の場合はこの限りではありませんが、専門分野の関係上、初診医と、その後の担当医が異なる場合があることをご了承ください。
病状や今後の治療法について、ご家族にも充分に理解していただき、病院スタッフと一緒に支えていく様に努めております。初診時は、ご家族の方も一緒にお越し頂きますようお願いいたします。

当院では、一般社団法人 National Clinical Database(NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目指しています。本事業の趣旨をご理解のうえ、ご協力をお願いします。
詳細については、下記をご覧ください。

「専門医療制度と連携したデータベース事業について」(PDF)

上部消化管外科(食道、胃)

杉山 陽一(日本内視鏡外科学会技術認定医:胃 、日本食道学会食道科認定医)
河毛 利顕

  • 近年は、低侵襲で患者さんに優しい腹腔鏡手術が注目されていますが、一方で手術難度の高さが問題となっています。当科では胃領域での日本内視鏡外科学会技術認定取得医が担当・指導を行い安全な医療を提供しています。
  • 化学療法も当科で行っておりますので、当初切除不能と考えられた食道癌・胃癌に対して化学療法+外科的治療など集学的治療を行う事が可能です。
  • 悪性疾患だけでなく、食道裂孔ヘルニア、潰瘍穿孔等の良性疾患、緊急疾患に対しても積極的に治療を行っています。

下部消化管外科(大腸)

香山 茂平(日本内視鏡外科学会技術認定医:大腸、日本大腸肛門病学会専門医・指導医)
大塚 裕之

  • 大腸癌手術は低侵襲な腹腔鏡手術が一般的ですが、いまは質が問われています。当科では大腸領域での日本内視鏡外科学会の技術認定取得医が手術または指導にあたっています。
  • 広島西医療圏は高齢人口率が高いですが、高齢者にも腹腔鏡手術の利益が大きいと考えています(香山 高齢大腸癌における腹腔鏡手術の意義  2015 日本外科学会)。
  • 総合病院の強みをいかし、ハイリスク患者の各種併存疾患の治療や、他臓器切除を要する拡大手術も各科専門医と連携して行えます。

5年生存率(2005-2010)

肝・胆・膵外科

佐々木 秀(日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・評議員
山口 拓朗

当科は広島西部地区で唯一の日本肝胆膵外科学会高度技能修練施設です。
膵胆道癌・肝癌に対する高難度手術・腹腔鏡下手術のほか、急性胆嚢炎に対する緊急手術にも積極的に取り組んでいます。合併症の少ない手術手技と安全な周術期管理を提供できるよう研鑽を積んでおります。

ヘルニア専門外来(そけい部・腹壁ヘルニア、脱腸)

田崎達也(日本内視鏡外科学会技術認定医:ヘルニア、日本ヘルニア学会評議員・ガイドライン委員・学会誌委員)

鼠径(そけい)部ヘルニア・腹壁ヘルニアは、多くの医療機関で治療が行われており、簡単な疾患と思われがちですが、施設、術者の経験により、成績(合併症、術後の疼痛、再発率)に違いがある、専門性の高い疾患です。当科では、小さな創で治療できる腹腔鏡手術を含めた、安全性、専門性の高い治療を行う目的で、ヘルニア専門外来を開設し、短期滞在手術を行っています。

短期滞在、早期の社会復帰

  • 腹腔鏡手術を含め、疼痛に対して細心の注意を払った手術を行っているため、鼠径部ヘルニア手術では、手術の翌朝に退院、早期の仕事、社会復帰が可能です。

安全

  • ヘルニア領域での内視鏡外科学会技術認定取得医が手術または指導にあたっています。
  • 全例、麻酔科専門医が術前から関わり、リスクの高い患者様に対する手術適応についても十分考慮します。

ヘルニア専門外来の詳細についてはこちらをご覧ください。