脳神経外科

概要・診療方針

概要・診療方針

脳神経外科は脳や神経(頭部)の病気やけがを治す診療科です。

当院の脳神経外科は昭和54年1月に開設され、以後広島県西部の中核病院として診療を行ってきました。診療内容は、くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞などの急性期脳血管障害、脳脊髄腫瘍、頭部外傷、小児脳神経疾患などのあらゆる脳神経疾患に対応しており、良好な治療成績をあげています。救急患者さんは救急部が24時間体制で受け付けており、一般の患者さんは廿日市市、大竹市、佐伯郡、佐伯区中心に受診され、近隣の医院・病院からも多くの患者さんが紹介されています。

患者さんや御家族には、病状と治療方法の十分な理解が得られるよう説明を行い、信頼関係を大切にしながら治療を行うことに努めています。

診療内容

くも膜下出血(脳動脈瘤破裂)、脳内出血、脳梗塞、脳動静脈奇形、などの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、小児脳神経疾患(先天性脳神経疾患)、機能脳神経外科対象疾患(顔面けいれん、顔面痛、頭痛症、など)、脳血管内手術適応疾患、脳神経外科的治療可能な痴呆等のあらゆる脳神経疾患に対応しています。

当科の特色

脳血管障害や頭部外傷等の救急患者さんは、24時間体制で受け付けており、出来るだけ速やかに適切な処置が出来るように体制を整えています。診断には、脳断層装置であるCTやMRI、脳血流診断装置(SPECT)、血管撮影装置などの最新鋭の機種が導入されており、画像診断医との連係をはかりながら診断に役立てています。最近では、短時間で血管撮影が可能なCT血管撮影が可能となり、脳血管障害の早期診断、早期手術にも有用です。

治療については、クモ膜下出血や血管奇形といった血管障害や脳腫瘍などの顕微鏡を使用した手術以外に、血管内視鏡を利用した手術、脳血管内手術などの高度先進医療も積極的に取り入れています。また放射線治療についても、最新鋭の治療装置が導入されましたので、放射線治療医と協力しながら効果的な治療が行なえるようになりました。