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臨床研究検査科

特殊検査分析室(遺伝子検査室)

遺伝子検査について

親の体つきや性格は遺伝により子供に伝わります。その遺伝を担うのが、我々の体の細胞に存在する遺伝子です。
物質としてはDNAと呼ばれる核酸です。この遺伝子が傷ついたり、他の人と少し違っていたりすることで癌になったり糖尿病や高血圧など生活習慣病になりやすくなったりします。

現在では、組み換えDNA技術、ポリメラ-ゼ連鎖反応(数個の遺伝子を何百万倍まで増やす方法・PCR法)法等の遺伝子解析技術を利用して、遺伝子診断が可能になってきました。ここではこれらの遺伝子解析技術を用いて、C型肝炎ウィルスや結核菌、病原性大腸菌など感染症の遺伝子検査、癌の遺伝子診断、遺伝病の判定等に取り組んでいます。

最近では、遺伝子解析による癌の転移しやすさの判定や抗癌剤の選択、生活習慣病の発症予測等が可能になってきており、臨床各科と連携してこのような課題に取り組んで行こうとしています。